逆パワハラ(逆ハラ)

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1 逆パワハラ(逆ハラ) 

  1. 上司が部下に対して地位が高いことを盾に理不尽な要求などを行う「パワハラ」に対して、昨今では「逆パワハラ(逆ハラ)」という問題が浮上してきています。
  2. 逆パワハラとは、パワハラで訴えられるのを避けて強く出られない上司につけ込み、部下から上司に対する嫌がらせをすることを指します。

2 実例

  1. 新入社員の教育を任されていた入社5年目のAさんは、ミスを軽く指摘しただけで新入社員に「それパワハラですよ」と言われてしまい、それ以降は指示や注意をすることが出来なくなってしまった。
  2. 上司であるBさんが部下に新しい提案をしたところ、「忙しいんですけどすぐにやらないといけないですか?」「これまでの方法で問題ないんじゃないですか?」と取り合ってもらえない始末。また、割り込みの仕事を頼むと「私の仕事じゃないので他の人に頼んでください」と拒否される。
  3. 仕事をキチンとしない部下に対して注意をした上司のCさん。すると、注意をされた部下は個人のSNSにCさんの写真や氏名を晒して誹謗中傷を書き込んだ。 ④PCスキルが低い上司のDさんは、高スキルで処理速度の早い部下に仕事を頼んだところ、「そんな事も出来ないんですか?よくそんなんで部長になれましたね」と、部下に無能扱いされた。

3 会社としての対応

  1. 部下に馬鹿にされたことは周囲に話しにくく、逆パワハラの実体を知ることは困難です。しかし、適切な指導ができなくなれば、会社としてはたちいきません。
  2. かつては、「〇〇はパワハラだからやってはいけない。」という形式のやってはいけない研修等が主流でした。
     しかし、禁止だけでは意味がない。会社としては、上司向けの研修として、どうやれば効果的な指導が可能となるのか、教育訓練しなければならない、ということに気付き始めています。
  3. どうやれば、適切な指導教育ができるのかについては後日、ご案内したいと思います。
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