内定辞退者も大事な資産

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1 内定を辞退します。

  1. 人事、経営に携わる方なら一度は言われたことのあるこのセリフ
  2. 「せっかく時間かけて面接もしたのに!」「求人ストップしたのに!」と怒ってしまうのは簡単です。
  3. ですがそうしたところで何も生み出しません。どうせならその状況を「会社の大事な資産」にしてみませんか?

2 内定辞退者に話しを聞いてみる

  1. もうその通りです。ズバリご本人にヒアリングしてみましょう。
  2. 主にしておいたほうがよい質問は以下のとおりです。

3 質問事項例

  1. 他にどんな仕事を探しましたか?
  2. そこで採用を決めた理由は何ですか?
  3. どのような手段でその仕事を見つけましたか?
  4. 提示された年収、勤務時間、勤務日数は?
  5. 仕事を探すうえで、何に重きを置いていましたか?
  6. 当社が今後採用活動を続けていくうえで、どんなことに気をつけたらいいと思いますか?

4 質問のポイント

  1. 内定辞退者は、こちら側に対して申し訳なく思っています。ですので、意外と上記のような質問にも本音で答えてくれます。(選考も終わっている訳ですから。)
  2. したがってそこで得た意見には、決して反論してはなりません。
  3. どんなことでも「ありがとうございます。」とお礼を言って受け止め、次の採用に活かしましょう。

5 フィードバックの例

  1. 企業:当社の強みは無駄を排除したコスパのよいサービスです。
    応募者:社員を搾取する会社なんだな。。。
  2. 企業:マニュアル等を整備しており、未経験者歓迎です。
    応募者:自分の個性が殺される。自分の才能を活かせない。
  3. このように思わぬ捉えられ方をするケースも実際にありました。

6 結論

  1. 内定者も、内定辞退者もそこに行き着くまでにかけた時間は返ってきません。
  2. 内定者にも同様の質問をしてみてもいいかもしれませんが、「これから働く会社だから」とある程度の忖度が入った答えが返ってくると思っていたほうが無難です。
  3. またヒアリングは社長が行いましょう。部下にさせると社長への忖度も入ってしまいますから。
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