1 採用選考における手段のひとつ
- 筆記試験や面接を行うのは通常ですが、それ以外の手段があります。
- リファレンスチェック、バックグラウンドチェックというものがあります。
2 リファレンスチェックとは
- リファレンスとは「reference」と表記し、直訳すると「参照」という意味です。
- 中途採用の選考において、応募者の実績や人物像などを前職で一緒に働いていた第三者から確認する手法のことで、第三者からの客観的な情報を得ることで、採用におけるリスクを軽減することが主な目的となります。
3 リファレンスチェック導入のメリット
- 応募者と企業のミスマッチを減らせる
- 選考を効率的に行うことが出来る
- 公正な選考を行える
- 客観的視点からの評価がわかる
4 リファレンスチェック導入のデメリット
- 応募者との間に大きな亀裂が生じた。→応募者から嫌煙された事があります。出来る事なら、推薦者は本人に知られずに見つけたいでよすね。
- 何処まで信じて良いのか分からない。→リファレンスを行った際、推薦者から聞いてた話と全然働き振りが違ったので、怪しいと思って調査会社に依頼したら、推薦者が実は応募者が雇ったサクラだったというケースがあります。
- 選考に余分な時間がかかってしまう。→どうしても情報を待つ分、推薦者頼みのスケジュールになってしまいます。当人の忙しさによっては2週間回答を待つなんてことも。
5 まとめ
- リファレンスチェックは、代行業者に任せてしまえば導入は比較的しやすいです。
- 手順さえ守れば特段難しいものではないので、自社で内製化されている企業様もあります。
- 次回は「リファレンスチェックの進め方」として、実際のリファレンスチェックの手順をまとめていきます。
1 友人にお金を貸したまま逃げられた
- こういったケースは日常的に少なくはないと思います。
- 何も言わずに逃げられた訳ですが、泣き寝入りするしかないのでしょうか?
- 今回はこういったケースでの対処法をお伝えします。
2 対象者の住民票を取る
- お金を貸していれば、あなたは債権者となります。債権者であれば貸した相手の住民票の取得が可能です。
- 市役所等の窓口で取得ができます。ただし、借用書や、和解書、判決など、あなた自身が債権者であるといった明確な証拠が必要です。
- また、その借用書や、和解書、判決の債務者の住所が住民票と一致しているかどうかがポイントとなります。
役所の立場からすれば、「○○町10番の矢田太郎と、○○町11番の矢田太郎が同一人物であるか。」までは分かりません。
- これが一致しないと、住民票を請求することができません。
3 元の住民票の住所を知る方法
- 実家に住民票があり、住民票の住所と実際の住所地の住所が異なることがあります。
- 移動を辿るにも、元々の住民票の住所を確認する必要があります。
- 運転免許、法人登記の代表者欄、不動産登記の権利者欄等が参考になります。例えば運転免許の発行するための書類として、住民票が必要です。したがって、運転免許の住所は住民票の住所と一致すると推定できるわけです。
- 逆に、契約書や、借用書にて本人が記載している住所は、あくまで本人申告ですから、あてになりません。
4 弁護士、司法書士に依頼する
- 弁護士、司法書士は職務請求という照会方法を持っています。
- これは、専門家が、その業務に使うためだけに、他人の住民票等を請求する権限を持っています。
- なお、弁護士、司法書士は、職務請求で取得した住民票(住所)を依頼者に知らせてはならないことになっています。
- あくまで、この方法は、弁護士、司法書士に債権回収を依頼して、弁護士、司法書士に住所を調べてもらい交渉を依頼することになります。依頼者は直接住所を知ることはできません。
5 悪い人(悪知恵の働く人)
- 実家に住民票を置いたままにして、郵便物の転送届だけ自分の住所にしている人がいます。
- 予防策として、貸付の際に運転免許の提示をしてもらって、そのコピー等をもらっておくことが大事です。
6 結論
- たとえ気心知れた友人でも、裏切られた際に痛い目を見るのはあなた自身です。
- 必要性を加味した上で本当に貸してあげることになったのなら、キチンと書類を取り交わしで取りっぱぐれの無いようにしましょう。
1 公的な反社チェック
- 以前、自分でできる前科や犯罪歴調査の方法【無料】
の記事にて、自分自身でも手軽に出来る調査手法をお伝えしました。
- 今回は公的機関である警察に頼る手法をお伝えします。
2 相談窓口
- 最寄りの警察署、又は公共財団法人暴力団追放運動推進都民センター
が相談となります。
3 情報提供
- 暴力団であるかどうかは、不当な差別に結び付きかねない個人情報です。
情報提供を依頼するには、その必要性を説明する書類を用意しなければなりません。
必要書類を集めるのは、時間もかかります。
- 暴力団であると疑うべき資料とはいったいどのようなものでしょうか?
4 暴力団であるとの疑いの資料例
- 指がない。入れ墨があるなどの暴力団としての外見的な特徴がある。
- 近所の住民から、「〇は暴力である」等の聞き取り調査結果
- 調査会社による報告書
- このようなエビデンスが必要となります。
5 契約の当事者である
- 契約の当事者もしくは、契約を締結しようとしている当事者、つまり、取引先について暴力団等の可能があることが必要です。
- 例えば、購入希望する土地の近くに暴力団の事務所らしき施設があるということでは照会できません。仮にこれが出来てしまうと誰でも開示請求が出来てしまいますから。
6 警察から提供される情報
- 警察と協議した上で、情報提供の要件を満たすことを示す書類等を準備して提出します。
- 要件を満たすとなれば、警察は調査をしてくれます。警察の有する暴力団情報についてはデータベース化されておらず、地元の警察に問い合わせたり、取引先に警察官が出向いたりして調査した上で回答することになっています。
- 照会時点において、会社の役員が暴力団員であるかどうか、会社が暴力団のフロント企業であるかについて、「該当の有り」「無し」のみを口頭で回答してくれます。
1 あなたの周りにこんな人いませんか?
- 私たち調査員は、採用前のバックグラウンドチェック以外にも企業信用調査や
浮気調査など様々な調査を行っています。
- 調査員の視点に立つと身近に居る人でも「あれ?」と思うことが多く、その一例を紹介します。
2 どこへ行くのにも周囲をやけに気にしている
- こんな人いる?と思われるかもしれませんが、よく観察してみると意外といます。
- わかりやすい例で言えば浮気又は不倫をしている男性が多いです。
- 場所や時間にもよりますが、
①街を歩いている男女
②電車の中で距離が近い男女
③飲食店で食事中の男女
と、色々なシチュエーションがある中で、男性の方とやけに目が合うことがありませんか?こちらが見ているからということを考慮しても、目が合う回数が多く、いかに男性がキョロキョロしているかという事です。
また、浮気や不倫に限らず社内不正をしている人も、職場で周りの視線を気にしている事が多いです。
3 免許証番号の末尾1桁が「2」以上の人
- 皆さんは、免許証番号の見方を知っていますか?
今、手元に免許証があるならば見てみてください。
12桁の番号が書かれています。
- 一番左の二桁
最初に運転免許交付を受けた都道府県がわかるようになっています。
都道府県公安委員会にはそれぞれに番号が振られており、東京都なら「30」、
大阪府なら「62」となっています。ちなみにこの数字は引っ越しても変わらないので、
返納もしくは再取得するまで変更されることはありません。
- 左から3、4番めの二桁
この数字は最初に免許証の交付を受けた西暦がわかります。
1981年の初交付なら「81」、2015年なら「15」となります。
ただ、免許証の更新手続きに不備があると変更となるケースも稀にあるようです。
- 左から11番目の一桁
左から11番目の一桁は「入力ミスを確認するためのチェックデジット」となっています。左側10桁をもとに、モジュラス11ウェイトという計算式で算出された数字で、もし算出された答えと11桁目が違う数字だと入力ミスということになるようです。
- 左から12番目、末尾一桁
ようやく本題です。ここまで紹介した左側11桁の数字は原則として最初に交付を受けてから変わることはありません。ただ、唯一変更される「かも」しれないのが末尾の一桁で
す。末尾の一桁で、「運転免許証を紛失した回数」がわかってしまうのです。あくまで紛失による再発行の回数であり、破損による再発行はカウントされません。
従って、末尾が「2」以上の人は2度以上の紛失をしているということになります。
誰しもうっかりするのはありますが、2回以上紛失するのは注意力が欠如していると言わざるを得ません。
- ちなみに、左から5番目から10番目の6桁の数字は、都道府県公安委員会で交付・管理するためのもののようです。都市伝説では「番号で逮捕歴がわかる」や「免許取得時の学科試験の点数がわかる」といったものもあるが、すべて根拠はありません。
4 結論
- あくまで調査員としての経験を加味した傾向に過ぎませんが、あなたの周りにも上記のような人は必ず居るはずです。
- 免許証番号の意味も、知っているのと知っていないのとでは大きく違います。
ただ、その人が信頼できるかどうかを個人で判断されるとトラブルになるケースが多いのも事実ですので、調査会社に依頼するのも一つの手段です。
1 内定を辞退します。
- 人事、経営に携わる方なら一度は言われたことのあるこのセリフ
- 「せっかく時間かけて面接もしたのに!」「求人ストップしたのに!」と怒ってしまうのは簡単です。
- ですがそうしたところで何も生み出しません。どうせならその状況を「会社の大事な資産」にしてみませんか?
2 内定辞退者に話しを聞いてみる
- もうその通りです。ズバリご本人にヒアリングしてみましょう。
- 主にしておいたほうがよい質問は以下のとおりです。
3 質問事項例
- 他にどんな仕事を探しましたか?
- そこで採用を決めた理由は何ですか?
- どのような手段でその仕事を見つけましたか?
- 提示された年収、勤務時間、勤務日数は?
- 仕事を探すうえで、何に重きを置いていましたか?
- 当社が今後採用活動を続けていくうえで、どんなことに気をつけたらいいと思いますか?
4 質問のポイント
- 内定辞退者は、こちら側に対して申し訳なく思っています。ですので、意外と上記のような質問にも本音で答えてくれます。(選考も終わっている訳ですから。)
- したがってそこで得た意見には、決して反論してはなりません。
- どんなことでも「ありがとうございます。」とお礼を言って受け止め、次の採用に活かしましょう。
5 フィードバックの例
- 企業:当社の強みは無駄を排除したコスパのよいサービスです。
応募者:社員を搾取する会社なんだな。。。
- 企業:マニュアル等を整備しており、未経験者歓迎です。
応募者:自分の個性が殺される。自分の才能を活かせない。
- このように思わぬ捉えられ方をするケースも実際にありました。
6 結論
- 内定者も、内定辞退者もそこに行き着くまでにかけた時間は返ってきません。
- 内定者にも同様の質問をしてみてもいいかもしれませんが、「これから働く会社だから」とある程度の忖度が入った答えが返ってくると思っていたほうが無難です。
- またヒアリングは社長が行いましょう。部下にさせると社長への忖度も入ってしまいますから。